当園ではオリーブの木を大切にしたいという想いから、減農薬での栽培を行っています。
オリーブに限らず、果樹は非常に栽培期間の長い作物です。
本来の生命力を最大限に発揮できる栽培を心掛けていますが、
昨今の異常気象の影響もあり、大切に育てていても調子を崩してしまう事もあります。

小さな苗木から育てているオリーブは自分の子供のような存在であり、
害虫の大量発生、病気にかかってしまったとき、
そんな時には手を差し伸べてあげたいのが親心です。

また、益虫と呼ばれる虫たちは草むらに潜むことが多いため、当園では草生栽培を基本としています。
農薬に頼りきらないこの栽培方法は草の管理にかかる労力が大きいものの、
畑の中の生物層が豊かになり、やがて土も豊かになります。
環境負荷に配慮して、未来にのこせる農業、安心して食べられるオリーブを育てています。

収穫期にはたくさんの人手が必要になります。
まだまだ元気な70代、手作業なら出来るよの80代、
そんな方たちの雇用の創出、集いの場にしていきたいと考えています。

当園「Peaceful Olive」は、自然のことも人のことも考えた持続可能な社会づくりに貢献していきます。

静岡県オリーブ普及協会

私が就農した2017年においては静岡県内におけるオリーブ栽培の知見はほとんどありませんでした。
しかしながら、袋井市には静岡県オリーブ普及協会が発足しており、オリーブ栽培の基礎を得ることが出来ました。講習会やイタリア研修などを通し、今では良きパートナーとしてより良いオリーブ栽培を共に目指しております。
また、オリーブ普及協会主催の講習会などでは私自身も講師を務めております。
オリーブ栽培に興味をお持ちの方は、先ずは静岡県オリーブ普及協会の方へ御連絡下さい。